作品紹介「空想の森」

この映画は言葉で表しにくい映画です。
日々の暮らしの中には、言葉にしてしまうと陳腐になってしまうような感情があります。
7年という月日の中で、撮影隊が被写体の人たちと向き合い、映画にすくいとったものは、土の上で働く人の姿。
子どもと接する親の姿。
日々の食卓での家族の姿。
農場で大勢の人たちが共に暮らす姿。
農場の動物、野菜。
一年に一度のお祭りに集う人たちの姿。
日々の何でもない日常が妙に愛おしく、夢中で撮影した北海道・新得で暮らす人たちの物語です。
映画をつくることで、つくり手と被写体の人たちが共有した小さなドラマが、この映画にはちりばめられています。 

2008年 / 日本 / カラー / ビデオ / 129分
監督 / 田代陽子
撮影 / 田代陽子 ・一坪悠介
録音 / 岸本祐典
整音 / 久保田 幸雄
編集 / 田代陽子 ・ 岸本祐典
音楽 / 新得バンド
ナレーション / 田代陽子
プロデューサー / 藤本幸久
製作 / 森の映画社
〉英語字幕版もあります

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