感想「風のたより」

ハル小屋 上映会

上映日 2015年11月22日
会 場 ハル小屋(北海道茅部郡)
主 催 山田農場

 
原発反対の想いがキーワードになっているようだったので重い映画かな、
と覚悟してきましたが、とてもあたたかい気持ちになる軽やかな後味の映画で、
観終わって励ましをいただきました。
音楽が効果的に使われていてすてきでした。
わかりやすいハッキリしたナレーションを各所に入れるのみ、という潔い作りのおかげか、
6才の息子がさいごまで観ていました。
所々に挟まれるユーモラスな場面が楽しく、田代監督の静かで優しいまなざしを感じました。
ありがとうございました。

(女性・39才)

何氣ない日常を綴った、とても心がほっこりする映画であるとともに、
改めて3.11を振り返り、考えていく氣付きにもなりました。
素敵な空間での上映、感謝致します。

(女性・43歳) 

農業をしています。
一生産者として同じ様に感じるものが多かったです。
未来に残る生き方をしていきたいです。
多くの方にこの映画を見てもらえるといいなと思います。

(女性・42歳)

2011年以降、考えねばならぬことや、行動しなくてはいけないこと、多々感じながらも、
都会の生活では忘れがちになってしまうことがあって、
北海道の自然の中で暮らす人たちの方が、何十倍も向き合い、考え、行動していることに罪悪感を感じ、
これからの暮らし方のこと、ちゃんと考えていきたいと思いました。
そして、都会の人にこそ、見てほしいなあと思いました。
どうしたら伝わるのか、どう暮らしていくのか、考えるきっかけをありがとうございました。

(女性・31歳) 

多くの人に見て欲しい映画だと思いました。
映画を見た方は、きっと本当に原発はいやだ いらないと思って下さると思います。

(女性・60歳) 

映写後に田代さんが訪れていた他の3家族を入れなかった理由、3時間を超える上映時間等、もう少し具体的に聞きたい思いがあります。
大間の問題は人事ではない。
函館の人間の一人として何らかの形で上映に結びつけていければと思います。

(男性・51歳)

エンディング曲がかかると毎度、なみだがでます。
みなさんのまっすぐな毎日にハッとさせられます。
生き方をみつけていきたいとおもった映画でした。
ありがとうございました!!

(女性・32歳)

装飾の少ないピュアな映画だと感じました。
撮影する側、される側のストレスを感じないきもちのよい映画でした。
「普段」を見直す機会になりました。

(男性・32歳)

山田さんの意見陳述を聞いて、原告団に加わりましたが、
「あさこはうす」をまだ見ていませんでしたが、感動してみせて頂きました。
また、大間の山本さんのような存在も知ることができました。

(男性・70歳)

「生きること」の原点を感じた気がしました。
自分の日常が流されていることに改めて気づき、良い意味で考えさせられました。
ありがとうございました。

(男性・41歳)

とてもていねいに作られた作品に感動しました。
3組の家族とのキョリが近くて、映像がとても自然で、カメラを通した目だということを忘れて見入ってしましました。
(まるで自分がそこにいるような)
生き方、生きる軸、子供に何を残せるか。
今、何が出来るか。改めて考える良い機会となりました。
そして、もっと多くを学び、知らなければならない、と思います。
山田さんと知り合えたこと、そして、今日、この映画に出会えたこと、嬉しいです。
ありがとうございました。
お茶とおかし、とてもおいしかったです。キャンドルもキレイでした。

(女性・38歳)

登場人物がみんな悩みながらも地に足のついたくらしをしているので、輝いてみえます。
子どもを育てながら、チーズをつくっている圭介さん、とうやのパン屋さんのパン、山本さんのイカもおいしそうだった。
そんな人間の暮らしを圧迫する原発に怒りを感じますが、それでもやっぱり地道にいきてゆくことが大切なのだとあたらめて感じます。
田代監督、お疲れ様でした。

(女性)

映画を見ながら、自分の心(感情)の中でたくさんの化学変化がおこりました。
今の感想を文章化するのは難しいのですが、
明日、今からの生活に変化がおきそうです。
環境、生活、仕事、日常をていねいに大切に・・・。
自分の立場で何かできるかをじっくりと考えてみようと思いました。

 

良かったです。
素の感じが

(男性・41歳)

大間の奥本さんが(海に向かって)「大間の人間もなめられたもんだ」とつぶやいたシーンがまずガツンと来ました。
山本さんのイカ漁のシーン迫るものがありました。
どこかで水俣を想い出しました。
田代さん、山田さん ありがとうございました。

(男性・61歳)

これからの原発反対の若者を応援していきたいと思いました。
たくさんの方に観ていただきたいですね。
お茶もお菓子もパンも美味しかったです。
今日はありがとうございました。

 

皆、小さな幸せ、少しの前進を喜び合い大切にして生きている中で、
大間原発によってその生活がおびやかされたり、不安が大きくなったりしていることを
改めて気づかされて、心が痛くなりました。
原発の怖さを言葉で説明されるより、「何か自分でも行動しなければ!!」という気持ちが自然とわき起こってきました。
心あたたまる場面が多くて、声を大きく強い語調でうったえなくても、人に伝わるんだなと思いました。

(女性・34歳)

ずっと見ていたいような、それぞれの日常でした。
でもちょびっと長かった。
私の器が小さくて、あふれてしまった。
なので、又、時間をおいてみてみたいです。
うちの娘にも、みてもらいたかったけど、今は無理強いしてもな、とかそんなことを思ったり。
いつかみてほしいです。

(女性・49歳)

風のたよりという映画を観ました。
田代陽子監督の「空想の森」というドキュメンタリー作品が好きで何度か観ているうちに、
いつの日からかお店のお客様としても監督が来てくれて親交を持つようになり、
パザールバザールでも上映会をしたりしていました。
その田代監督の新作である、「風のたより」
良い映画の作品や、良いライブって、なんだか行く前から、絶対に良い。という空気感が漂っていて、
嗅覚で解る。という様な感じがあるけれど、この作品はまさにそれ。
いや、それ以上でした。
七飯軍川でヤギと羊のチーズを作って暮らす山田家。
洞爺村でカフェとパン屋ラムヤートを営む今野家。
大間で漁師を生業にしている山本家。
3.11を経験し、何を考えどう生きて行くか。
そんな2年間を記録したドキュメンタリー映画。
山田家とは普段、交流させて頂いていたので、とてもこの映画を楽しみにしていたけれど、
普段の仕事ぶりを観て、感じること多数…無数…唖然。
圭介さんとあゆみさんの生きて行く力と考えて実行に移して向き合う力。
働く労力。
生命力に溢れる暮らし。
圭介さんの腕の筋肉の逞しさと、牛の出産を手伝うあゆみさんの頼もしさ。かっこ良かった!
暮らしや生活は自分たちで創っていくものだという精神があちらこちらから伝わってきます…。
本人たちはホームビデオを観てるみたいだ。と言っていたけど、普段の飾らない暮らしそのものが、
絵になる暮らしをしながら生きている山田家って本当に凄い。
暮らしを自ら切り開いて行く山田夫婦に、私たちはいつも刺激を受けっぱなし…。
ラムヤートの現代と昔を大切にしつつアレンジしながら、助け合い、助けられながら、人との繋がりに満ちる生活。
山本家の代々、伝えて、父の姿勢を丁寧に受け繋ぎ、家族でまっすぐに向き合う暮らし。
考えて、悩んで、それを暮らしに活かしていく姿は、どこも一緒なんだな…という想いと、
それぞれの家族の様子を垣間みることで、自分たちにもまだまだやれることってあるなあ。と刺激される部分。
そしてなんいっても、子供達の存在感がキラキラしていた映画だったなあ。
大人はいつでも考えて、悩んでいるけど、子供はなーんにも気にせずにいつでも天真爛漫で笑いをもたらす。
子供ってすごいなあ。宝だなあって本当に感じた。希望であり、未来だなあと…。
田代監督の映画って、その人の普段の暮らしそのまんまを切り取るし、
その人の飾らない部分がまるごと引き出されているから、人間味の面白さがぺろりと味わえる。
そして、美味しそうな物が沢山でてくることと、
各家庭の食事風景をみるのが、楽しみのひとつ。
これは、私が想う田代監督の映画の魅力のひとつだと勝手に思っている。
映画を見終えた後、車で帰る帰路の普段見慣れた道がなんか違う風景にみえて、
自分のなかにキラキラしたものがあることに気づきました。
それを、希望とか、勇気とかいうのかなあ。
自分の身のまわりのことや、人が、より一層、愛おしく想えたり。
監督の作品は、映像を通して、自分の暮らしにそのエッセンスが直接入り込んで来る、不思議な力を持っている様に思う。
実際に、空想の森がもたらしてくれた人との繋がりは計り知れない…
風のたよりのもたらす繋がりがどんな風に自分たちに溶け込むのか。
わたしは、なんだかワクワクしています。
この作品を産み出してくれて、本当にありがとう。

(女性・20代)

2011年4月からの二年間の記録。
その時、自分も間違いなく同じ時間をこの北日本で過ごし、
自分なりに、
日々感じ、日々答えを探し、日々迷い、
日々語らい、日々その日できることをしてきた。
映像の中にいる
洞爺、大沼、大間に住む三家族の
生き方、迷い、見つけようとしている未来の中に、
パン屋でも、チーズ農家でも、漁師でもないが、
同じように悩んだ自分の日々を見つける。
真似できない生き方をしている三家族の
生き方から学ぶこともあり目や耳を凝らして感心しながらも、
監督の描き出す空気感に、ほろっと力も抜けて楽しんでしまう。
子供達が、台所や食卓の風景が美しい。
3時間11分。
短くないけど、長いとも思わないくらい、
映像に引き込まれた。
三家族に魅せられた。
大間原発についても語られています。
この映画が全国に広がる中で、
大間原発のことを多くの人が知り、また繋がりが生まれる。
そんな予感も感じた上映会でした。
お店でも来年上映会をしたいなと思ってます。
是非、観に来てくださいね。

(男性・30代)

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